こんな症状のときは?
「ペットの行動がいつもと違う」と感じたら、それは病気のサインかもしれません。
早期発見・早期治療を行えば、ペットへの負担も少なくて済みますので、気になる症状がありましたら早めに当院までご相談ください。
症状と考えられる病気
痒がる
ワンちゃん、ネコちゃんともによく見られる症状です。 診察では、痒がると同時に毛が抜けているか、皮膚に赤みがあるかなど皮膚の状態を診ながら、アレルギーの可能性も視野に入れて食生活についても確認いたします。
考えられる病気
- アレルギー性皮膚炎
- 疥癬症
- ノミ・ダニによる痒み
- 結膜炎
- 角膜炎
- 食事性アレルギー
- 免疫性の病気など
食べない
たまに食欲がない、小食になるという場合は問題ないのですが、それが数日続くという場合は、何らかの病気が潜んでいることがあります。 食欲不振と同時に便の状態はどうか、発熱はあるかなどをチェックしてみましょう。
考えられる病気
- 悪性リンパ腫
- 肝硬変
- 心不全
- 腹腔腫瘍
- 尿路結石
- 前立腺肥大
- 子宮蓄膿症
- 口の中の怪我など
嘔吐する
健康なワンちゃんでも、胃腸の調子を整えるためにたまに嘔吐することはあります。 また、ネコちゃんも毛玉などの異物を吐き出すことがあるので、しばらくは注意深く様子をみましょう。 ただし、「嘔吐が激しい」「嘔吐が連続して続く」「食欲がない」などの症状があった場合は早めに受診してください。
考えられる病気
- 胃炎
- 腸炎
- 肝炎
- 子宮蓄膿症
- コロナウイルス感染症
- パルボウイルス感染症
- ネコ伝染症腹膜炎
- クリプトコッカス症
- 毛球症
- 食中毒
- 異物の誤飲など
下痢をする
体調によって下痢をしたり、便が軟らかくなることがあるので、しばらく注意深く様子をみてみましょう。ただし、しばらく続く場合や、嘔吐、食欲不振、発熱などが見られる場合は病気が潜んでいる可能性があるので、早めに受診してください。
考えられる病気
- 食中毒
- 腸炎
- 胃炎
- 肝炎
- 腎不全
- ジステンパー
- パルボウイルス感染症
- コロナウイルス感染症など
血尿が出る
透明に近い薄黄色が健康な尿の色です。それが赤い場合は血尿である可能性が高いので、病院で確認しましょう。 赤い場合はもちろん、色がいつもより濃い、薄いといった変化が見られる際も受診しておくと安心です。
考えられる病気
- 膀胱炎
- 尿路結石
- 尿崩症
- 尿毒症
- 前立腺炎
- 糖尿病
- 肝炎
- 肝硬変
- 脱水症状など
目ヤニが出る
目ヤ二が出たり、涙に色がついているという状態が頻繁にあったり、量が多い場合は、眼瞼に何らかの病気がある可能性があります。 また、全身疾患からくる症状の場合もあるので、気になる場合は早めに受診しましょう。
考えられる病気
- 結膜炎
- 角膜炎
- 眼瞼内反症・外反症
- イヌ伝染性肝炎
- ジステンパー
- 貧血
- ネコ風邪(ウイルス性呼吸器感染症)
- 鼻炎
- 副鼻腔炎
- クリプトコッカス症など
咳をする
咳は気管に詰まった異物を吐き出す反応で、一時的なものであれば問題ありません。 ただし頻繁に起こったり、呼吸のしかたがおかしいという場合は、肺の病気などが疑われます。
考えられる病気
- 気管支炎
- 肺炎
- 肺水腫
- 気管虚脱
- ケンネルコフ
- 心不全
- 異物を飲み込んだなど
呼吸を苦しがる
ワンちゃんの場合は、呼吸によって体温調節をしているので、暑い日などは呼吸が荒くなることがよくあります。 ただし、暑くないのに呼吸が荒い、苦しがる、そのほかに食欲不振や発熱などの症状が見られる場合は、何らかの病気が疑われます。
考えられる病気
- 気管支炎
- 肺炎
- 気管虚脱
- 肺水腫
- ぜんそく
- 心不全
- 熱中症
- 貧血
- 感染症の病気
- 寄生虫の病気
- ネコ伝染性腹膜炎
- 骨折
- 怪我など
当院の検査・治療
当院では、獣医師による診察はもちろん、レントゲンや超音波検査機器を使った精密な診断によって、ペットの不調の原因をしっかりと見極めます。
ペットの状態や年齢を考慮しながら、投薬や外科手術などの治療を行い、1日も早くペットの苦痛を取り除けるよう努めております。